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脳神経外科

はじめに

上のイラストは和歌山労災病院脳神経外科のシンボルです。1966年当院開設時にドイツのフライブルグ大学脳神経外科リーフェルト教授より贈呈された壁画です。開設から新病院移転の2009年までの43年の実績に加え、平成11年に勤労者脳卒中センターを開設、平成18年には、脳神経血管内治療専用のフラットパネル搭載血管撮影装置(フィリップス社)の世界第2号機が導入され、和歌山県下では初の脳神経血管内治療センターを開設されました。脳血管障害を中心とした緊急性の高い脳神経外科患者には、24時間体制で対応しており、t-PA静注療法、超選択的血栓溶解療法はもとより、脳動脈瘤コイル塞栓術、開頭クリッピング術、頸動脈ステント留置術なども必要に応じて24時間体制で治療を行っています。

脳腫瘍、頭部外傷、脊髄疾患などの脳神経外科疾患はもとより、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈奇形(シャント)、もやもや病、閉塞性脳血管障害などの治療件数が圧倒的に多く、県内外から多くの患者が紹介されてきています。脳腫瘍に対する新たな取り組みとしては、良性の脳腫瘍は積極的に塞栓術を行い、塞栓術のみによる治療、塞栓術と併用した安全な摘出術を行っています。

現在 日本脳神経外科学会 専門医研修施設、日本脳神経血管内治療学会指定専門医訓練施設、日本脳卒中学会認定研修教育病院となっており、以下の内容の治療を行っています。

脳血管障害

開頭クリッピング術、浅側頭動脈中大脳動脈吻合術、動脈または静脈グラフトを用いたhigh flow bypass、もやもや病に対する直接・間接バイパス術、脳動静脈奇形摘出術、開頭血腫除去術、脳腫瘍、開頭腫瘍摘出術、広範囲頭蓋底手術、経蝶形骨洞下垂体腫瘍摘出術、放射線治療

脊椎、脊髄疾患

脊髄硬膜動静脈シャント、脊髄動静脈奇形に対する外科的または血管内治療、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、腰部脊椎管狭窄症に対する外科的治療

脳神経血管内治療

脳動脈瘤コイル塞栓術、脳動静脈奇形塞栓術、硬膜動静脈奇形塞栓術、頭蓋内動脈狭窄症に対する血管形成術、ステント留置術、頸動脈、椎骨動脈、鎖骨下動脈狭窄、閉塞症に対する血管形成術またはステント留置術、頭皮・顔面血管奇形に対する経皮的塞栓術

その他

脳室腹腔シャント術、定位脳手術 など

こんな症状はありませんか?

頭痛

手足の脱力・しびれ・痛み

めまい・ふらつき

  • ろれつがまわりにくいめまい > 脳血管障害
  • 顔の半分がしびれるめまい > 脳血管障害など
  • 振り向くと同時に起こるめまい >良性発作性頭位眩暈など

良性発作性頭位変換性眩暈

寝返りを打ったり、振り返った際に短時間(通常は1分以内)のめまいが生じる疾患で、他の神経症状がなく、症状が強くても心配いりません。耳石に問題があることが多いですが良性の疾患で、睡眠不足、ストレス、疲労などが引き金になっていることがあります。

目や耳の症状

顔、口、のどに関する障害

ものわすれ

その他

スタッフ紹介

桑田 俊和 脳神経外科部長
昭和58年 和歌山県立医科大学卒業
専門:脳神経外科全般
   日本脳神経外科学会専門医
   医学博士
岡田 秀雄

脳神経血管内治療センター長
第二脳神経外科部長(兼)
平成10年 和歌山県立医科大学卒業
専門:脳神経外科全般、脳神経血管内治療
   日本脳神経外科学会専門医
   日本脳神経血管内治療学会指導医
   日本脳卒中学会専門医

林 宣秀

脳神経外科副部長
平成15年 金沢医科大学卒業
専門:脳神経外科全般・悪性脳腫瘍
   日本脳神経外科学会専門医
   日本脳卒中学会専門医
   日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

佐々木 貴浩

脳神経外科医師
平成22年 和歌山県立医科大学卒業
専門:脳神経外科全般
   日本脳神経外科学会専門医

辻 栄作

脳神経外科医師
平成22年 和歌山県立医科大学卒業
専門:脳神経外科全般、脳神経血管内治療
   日本脳神経外科学会専門医
   日本脳神経血管内治療学会専門医

榎本 博記

脳神経外科医師
平成26年 和歌山県立医科大学卒業
専門:脳神経外科全般

診察日・担当医表

臨床実績

年度 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
手術総数(血管内治療も含む) 237 250 220 204
脳腫瘍 14 14 10 15
脳血管障害 総数 39 34 37 25
脳動脈瘤 25 23 18 12
脳動静脈奇形 4 0 3 1
バイパス術 5 4 2 4
内膜剥離術 1 1 4 1
血管内治療総数 総数 105 128 93 88
脳動脈瘤 45 37 19 14
脳動静脈奇形 3 1 3 2
閉塞性脳血管障害 44 43 25 38

学術実績

平成25年 脳神経外科

 

患者さまへのお知らせ

一般社団法人National Clinical Database (NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。

この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。

この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

1.NCDに登録する情報の内容

2015年1月1日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、NCDには提供しません。

2.登録する情報の管理・結果の公表

登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。

当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報保護法」、「疫学研究の倫理指針」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。

データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。

3.登録の拒否や登録情報の確認

データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。

また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。

4.NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力

当科からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。

当科がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。

本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科のスタッフにお伝えください。また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。

 

一般社団法人National Clinical Database(NCD)ホームページ

URL: http://www.ncd.or.jp/

平成24年1月1日から平成28年12月31日に、当院で未破裂大型近位部内頚動脈瘤の手術を受けた方へ 研究実施のお知らせ

研究の題名:未破裂大型近位部内頚動脈瘤の治療法に関する全国実態調査
研究期間:医学部附属病院長の許可日~平成30年9月30日
研究責任者:山梨大学医学部脳神経外科講座 教授 木内 博之

和歌山ろうさい病院では、上記課題名の研究に協力いたします。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された情報(診療録等)の研究利用について、以下に公開いたします。

研究の目的と意義について

後交通動脈分岐部より近位の未破裂大型内頚動脈瘤に対して、外科治療では頭蓋底外科技術や血行再建術など、血管内治療ではバルーンアシストやステントなどが発展してきているものの、治療に難渋することや合併症が生じることもいまだ稀ではありません。近年になり、血流の整流化により動脈瘤を閉塞させるフローダイバーターが新しい治療法として認可されました。これにより従来治療の難しかった脳動脈瘤も安全に根治できる可能性が高まってきました。しかしながら、この最新治療を含めた、この部位の大型動脈瘤の治療適応ならびに治療成績を含む全体像については明らかではないのが現状です。

そこで、本研究では、全国の脳神経外科主要施設に対してアンケート調査をし、現在の同動脈瘤の治療実態を明らかにし、今後の治療指針に資するデータを提供することを目的としています。

研究の方法について

本研究では、診療録を利用し、最大径10mm以上の海綿静脈洞部または傍床状突起部(内頚動脈の錐体部から上下垂体部)の未破裂内頚動脈瘤患者における患者背景、臨床症状、放射線学的所見、治療法、合併症や転帰等を調査します。この上で、治療法の選択、動脈瘤の閉塞状態(破裂および再発)、神経学的転帰、周術期合併症および再治療の有無を主に検討します。

また、未破裂大型近位部内頚動脈瘤の診療機会は比較的限られており、一施設の症例では十分な検討が困難なため、この研究は本邦の脳神経外科を標榜し脳神経外科手術を行っている施設から診療録データの提供を受けて山梨大学医学部脳神経外科学講座が実施いたします。

この研究で使用する情報は、すべて各機関においてオプトアウト(通知又は公開と拒否する機会の提供)により入手し、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)データです。

なお、この研究に必要な臨床情報は、すべて診療録より取り出しますので、改めて患者さんに行っていただくことはありません。

個人情報の取扱いについて

収集したデータは、匿名化した上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

お問い合わせ等について

この研究へのご協力は、患者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その患者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。

また、患者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

〈お問い合わせ等の連絡先〉

山梨大学医学部脳神経外科講座 病院准教授 金丸 和也
メールアドレス:kanemaru@yamanashi.ac.jp
FAX:055-274-2468

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