肝疾患センター設置について
肝臓は沈黙の臓器と言われ、慢性肝臓病は自覚症状がなく、放置すると肝硬変、肝がんで命を落とす病気です。医学の進歩により、慢性肝炎を早期に発見し、正しい診断と適切な治療を行えば、肝硬変、肝がんによる死亡を予防できるようになってきています。しかしながら健診で肝機能異常が見つかっても放置している方がほとんどで、アルコール性肝炎やメタボリックシンドロームに合併するメタボ異常関連脂肪性肝炎(MASH)などの生活習慣を原因とする肝硬変・肝がんが増加の一途です。また、ウイルス性肝炎に対する治療法も発達したにもかかわらず、適切な医療を受けておられない方も少なくありません。
慢性肝臓病の患者さんが、安心して適切な医療が受けられるように、令和5年7月、当院に肝疾患センターが設置されました。肝臓病に関する啓発活動を行うとともに、あらゆる患者相談を受け、最適な専門医療が安心して受けられるようにサポートします。
相談窓口
スタッフ紹介
玉井 秀幸 |
肝疾患センター長 |
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