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手足の脱力・痺れ・痛み

一過性脳虚血発作

脳の血管が一時的に閉塞されるが、その後再開通するために症状が改善する疾患で症状は手足のマヒ、しびれ、一側の目の暗黒感、めまい、言語障害、片側の視野障害など、閉塞される血管により症状は様々である。障害の時間も5分くらいから数時間と様々であるが、症状が改善するため放置されていることも多い。しかし、大きな脳梗塞の前駆症状であることが多い。原因の精査を要す。(脳血管、頸部血管の狭窄、不整脈、心臓弁膜症など)

頚椎症など

手足のしびれを自覚した場合、一般的には脳が原因と思いがちです。しかし顔のしびれがない場合、頸のレベルでの障害が原因であることも希ではありません。すなわち、飛び出した骨や椎間板によって神経が圧迫され症状を出している場合です。診断はMRIで簡単に行えます。治療は、保存的加療が原則ですが、強い痛みが長期間続く場合や、脱力が伴う場合、手術加療が必要なこともあります。

頚椎症性脊髄症など

飛び出した骨や椎間板によって、頸のレベルで脊髄が圧迫され生じるもので、歩行障害を伴うこともあります。また転倒などにより急激に症状が悪化する場合があります。MRIで診断は簡単につけられますので、是非外来受診してください。早期に治療(手術加療が原則)を行えば、症状改善が見込める病気です。手術は前方から行う場合と後方から行う場合があり、症例によって違います。手術は顕微鏡を用い極めて安全におこなうことができ、ほとんどの場合手術翌日から2日目で離床可能です。

また脊髄近傍や脊髄内の腫瘍によって同様の症状が生じる場合もありま す。脊髄腫瘍の場合も治療は手術が原則です。

腰部脊柱管狭窄症

こういう症状を間欠性跛行といいます。足にいく血管が細くなって生じる場合と、骨や椎間板によって腰のレベルで神経が圧迫され生じる場合とがあります。前者は膝の裏や足背部の血管の拍動が減弱していることから、診断は外来である程度可能です。後者の場合、普通の歩行時には症状が出現しますが、前かがみの状態(自転車に乗る、手押し車を押して歩く等)では平気なことが特徴的です。さらにMRIや脊髄造影検査で確実に診断できます。症状の程

頚椎症性脊髄症、黄色靭帯骨化症、後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍など

両方の足にこういう症状がある場合これらの疾患を疑います。骨や椎間板の飛び出し(頚椎症)や、脊髄を取り巻く靭帯が骨化(黄色靭帯骨化症、後縦靭帯骨化症)し、脊髄を圧迫して生じる症状です。転倒などにより急激に症状が悪化する場合もあります。早期に治療(手術加療が原則)を行えば、症状改善が見込める病気です。手術は前方から行う場合と後方から行う場合があり、症例によって違います。手術は顕微鏡を用い極めて安全におこなうことができ、ほとんどの場合手術翌日~2日目で離床可能です。

また脊髄近傍や脊髄内の腫瘍によって同様の症状が生じる場合もあります。脊髄腫瘍の場合も治療は手術が原則です。

手根管症候群

中年の女性の利き手に多く、寝ている間に症状が悪化し、小指は痺れないのが特徴的です。日中は、自転車に乗ることや編み物をすることなどで症状が悪化します。手首で肥厚した靭帯により神経(正中神経)が圧迫され生じます。神経の伝導速度を測ることで確定診断可能です。投薬加療や手首の安静で症状が改善しない例や、親指の付け根の筋肉が痩せてきている例は手術適応となります。手術は局所麻酔下で行い、30分程度の簡単なもので入院の必要はありません。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板が飛び出し、神経を圧迫することにより生じます。両側に症状が出ることは非常に稀です。MRIで簡単に診断が可能です。投薬や、安静、コルセット装着等の保存的治療で、約80%の例が症状改善します。長期に痛みが続く例や、麻痺がある場合は手術適応となります。また排尿障害が出ている場合は絶対的手術適応で、早期の処置が必要です。

手術は約3cmの切開で、顕微鏡下で極めて安全に行うことができ、手術翌日から2日目で離床可能です。

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